アクセシビリティとは何か?

アクセシビリティとは、障害のある人々が豊かな日常生活を送るのを支援するということを意味しています。その生活における活動は、就労および、サービス、製品、情報の利用を含んでいます。GNOME には、障害のある人々が GNOME ユーザー環境のすべての機能を利用することを可能とするライブラリやサポート・フレームワークがあります。

永続的または一時的障害のある人々は、必要に応じて支援技術(音声インターフェース、スクリーンリーダー、代替入力デバイスなど)と連携させることによって、GNOME デスクトップおよびそのアプリケーションを使用することができます。支援技術はまた、家庭やオフィスの外でコンピューターを使用する人々にとっても有用なものです。たとえば、渋滞に巻き込まれているときに音声入出力を利用して電子メールのチェックをすることもできます。

支援技術は、アクセシビリティ・ツールキット (ATK) API を経由してアプリケーションから情報を受けとります。その API は GNOME リポジトリの atk モジュールにて見つけることができます。アクセシビリティ API のサポートが GNOME ウィジェットに組み込まれているために、あなたの GNOME プログラムは、余計な手間を施さなくても支援技術とうまく動作するはずです。たとえば、支援技術は、通常の方法で (例として gtk_label_set_text()gtk_button_new_with_label() などの関数呼び出しにより) プログラム内に設定したウィジェットのラベルを自動的に読み取ります。また支援技術は、あるウィジェットに関連付けられたツールチップ・テキストが存在するかどうかを調べ、ユーザーに対してウィジェットの説明をする際にそれを利用したりします。

しかしながら、もう一手間を加えることで、プログラムは支援技術とより円滑に動作することが可能となります。こうした作業によって、個々のユーザーを手助けするだけでなく、あなたの生産物を政府および教育市場にとってより魅力あるものにするでしょう。そうした市場の多くは今日、法令に基づき、アプリケーションがアクセシブルであることを要求しています。